2022年12月
つながりと居場所を大切にする世界の実現
Airbnb.orgのミッションは、支援を必要とする方々のために、避難・滞在先、リソース、サポートをシェアする可能性を開くことです。しかし、誰もが平等にこれらのリソースを利用できているわけではありません。そこでAirbnb.orgは、多様性、公平性、多様性の受け入れ、アクセシビリティ対応を日々の活動の中心に据えることとしました。
DEIAに関するAirbnb.orgの主要な取り組み
2021年4月、Airbnb.orgは多様性、公平性、多様性の受け入れに関する3つの主要な取り組みを発表しました。こうした取り組みは、ゲスト、ホストとの関係、非営利団体や政府機関との連携、そしてAirbnb.orgのチームをかたち作っています。
Airbnb.orgは、組織として次のことを誓約しました。
- 社会的、文化的、経済的、政治的な抑圧の結果、歴史的にリソースの利用が制限されてきた、疎外されたコミュニティの方々のためのプログラムや活動に力を注ぎます。
- Airbnb.orgを通じて予約したすべてのゲストが、同じクオリティのサポートと滞在を得られるように努めます。
- さまざまなメンバーから成る、多様性を受け入れるチームを構築します。その第一歩として、2025年末までに米国内のスタッフの少なくとも33%が、少数派に属する人々となるようにします。
2022年、Airbnb.orgはアクセシビリティ対応を誓約の明確な一部として含める必要性を提起しました。2023年はこの目標に向かって誓約を変更します。
誓約を実行に移すための方法
現在のDEIAへの取り組みを達成するために、Airbnb.orgでは次のことを行っています。
- 公平性への取り組みを共有できる、地域を拠点に活動する組織や非営利団体と協力する。緊急事態が発生した場合、Airbnb.orgのチームは、社会から疎外されたコミュニティのために活動する地域の組織と連携することを目指します。最近は、次のような団体と連携しています。
- ウクライナ紛争によって避難を余儀なくされた障害のある方々や非ウクライナ国民を支援するEach One Teach One
- ウクライナのアフリカ人留学生2,000人を国外の無料滞在先につなげたBlack Women for Black Lives
- ウクライナから逃れてきたLGBTQ+の方々が、ベルリンや他のヨーロッパの都市で住居や社会的支援を見つけるのを支援したAlightの補助団体ORAM
- 多様性や公平性の分野を率いる専門家の方々と連携しながらこうした取り組みに関する活動の評価と改善に役立てます。基盤となる協力体制として、公平性の観点に重きをおいた研究アプローチを推進する団体「We All Count」とパートナーシップを結んでいます。2022年は、緊急事態発生時にAirbnb.orgを通じて一時滞在先を見つけた方々の体験をよりよく理解するために行ったパイロット調査で、同団体からの支援が提供されました。Airbnb.orgでは、その際に得た助言をもとに、活動の進捗を確認する方法を設計し、取り組みを確実に実現すべく取り組んでいます。
- 公平性を重視した設計手法をAirbnb.orgの活動に組み込む。ゲスト、ホスト、パートナーと取り組むAirbnb.orgの活動を伝えるストーリーを共同で制作するにあたり、つらい経験に基づくストーリーを伝え、公平性を重視するという設計原則に従います。Airbnb.orgは、人々の言葉の選択と視覚的な表現方法を尊重し、創造的な意思決定のパートナーになります。
- 公平性へのコミットメントをスタッフの待遇にも浸透させる。Airbnb.orgでは、2025年末までに米国内のスタッフの少なくとも33%を、少数派に属する人々で構成することを目標としています。米国内において少数派に属する人々とは、以下の人種・民族のうち1つ以上を自認する人々とAirbnb.orgでは定義しています。アメリカ先住民またはアラスカ先住民、黒人またはアフリカ系アメリカ人、ヒスパニックまたはラテン系、ハワイ先住民またはその他の太平洋諸島民。
この取り組みを発表した当初、常勤スタッフのうち、少数派に属する人々が占める割合は19%でした。2022年9月30日現在、Airbnb.orgにおける少数派に属する常勤スタッフの割合は28%です。多様な視点による恩恵を今後も享受し続けるには、多様な人材を採用し、雇用を維持し、成長させるための絶え間ない努力が必要であり、今後も採用と雇用の維持における公平性を優先してまいります。
公平性を活動の中心に据え、緊急事態を経験したコミュニティに変化をもたらし、居場所と癒やしを大切にする世界を実現するための新しい手段を創出することに取り組んでまいります。